予告編
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それは、遥か遠くから繋がれる物語。

土地の継承が齎(もたら)した、地響きの最奥から響き出す災厄。

過酷な運命の渦中に巻き込まれていくのもまた、継承されし魂。





その手に大いなる力を与える剣を携え、彼は語る。
「この都を守るが俺の使命。その為ならば、この力もただの我侭な道具にしか過ぎん」


その両手に諸刃の剣を抱え、小さな彼女は語る。
「ワタクシは、夜近様に選ばれし最強の花嫁。未来の旦那様が望むのならば、この身が汚されようとも本望ですわ」


その手に、限りなき闘神の目覚めを待ち望む彼は語る。
「俺は馬鹿だけどな、これでも撮り得はあるんだぜ。この俺の視界に入った奴は命がないと思いな」


その手で、張り詰めた息を切り裂く彼女は語る。
「これでも、好きな男の一人ぐらいいるんだ。そして、あいつが守る全てだからこそ、アタシも力を貸すだけさ」






都に生れ落ちるは4つの魂。


その魂の覚醒を解き放つはいつの事か。
その魂の意味に気づくは歪んだ歯車故か。

出逢ってしまう魂達は、更なる共鳴と共に全ての事象を大きく揺るがしていく。



その身が砕けようとも。
その手が血で満たされようとも。
その体が自身のものでなくなろうとも。


月の下に浮かぶ4つの影は、休まりを知らない戦士達。





「自分の立場を理解している俺には休息など必要ない」


「時々、不安になりますの。いつか潰れるのではないかと。・・そんな時の為に、きっとワタクシがいるのでしょうね」


「なんだよ、夜近と月詠、まだ進展してねーのかよ?あいつは男のクセに、何チンタラしてんだか」


「最強の花嫁なんて――――・・アタシには分からないね。アタシ達には幸せになる権利すらもないのかい」




ただ望まれるまま力を求め、その力を大地の上で翳(かざ)し続ける。
日々繰り返される戦いと、その『血』に隠された真実。
平穏と調和を保つ為、それはただこの都の為だけに。


選ばれたのではなく、血筋が巡り合せた歯車――――




「重い肩書きばかりで嫌にもなってくるさ」
それでも彼は、その立場の意味を知っている。


「ワタクシの太刀を受け止める勇気が、貴方におあり?」
最強の花嫁は、いつか訪れる未来を夢見る。


「こういう戦いも、悪くねぇな。・・・だろ?密羽」
赤き死神を思わせる彼は、無邪気な子供のようにただ武器を振り回す。


「悪いね。アタシは、ここでやられるワケにはいかないんだ」
その胸に何かを秘めたまま、彼女は揺ぎ無い決意を月の下で示す。




その手に力を。
その魂に継承されし御魂を。
その血に、まだ目覚めぬ力を。


その手に、武器を。
その目に、決意を。


その口で、刻まれる名前を――――語れ。




「我ら都を守護せし狩人。最凶の仕置き人とでも覚えておくがいい」




さぁ、その視線の先に道標(みちしるべ)を導け。

闇の中に埋もれた光と、光の中に隠された闇を。


――――繰り返される歴史を。
今日もその手で切り開け。




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